ココモンズ劇評会 Vol.5 レヴィ=ストロース『月の裏側(因幡の白兎)』を精読する。
講師:小田透(静岡県立大学特任講師)
補助:柚木康裕(cocommons)
日時:2024年10月17日(木) 19:00 – 21:00
場所:リサイクルブティック・スノードール(静岡市清水区中之郷1-5-33、静岡鉄道美術館前駅徒歩2分) Google map
料金:1,500円(税込) ※学生 500円
定員:おおよそ10名
要予約(定員に達しない場合は当日飛び込みOK)
第5回目の劇評会は、劇評やレヴュー、感想を書くための下準備として作品の関連図書を読むことに注目してみます。
10月19日(土)から幕が上がるSPAC-静岡県舞台芸術センター『イナバとナバホの白兎』は、芸術総監督宮城聰氏が伝えているように文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースの仮説を下敷きにしています。その仮説が書かれているひとつが彼のエッセイ『月の裏側』の中に収められている「因幡の白兎」です。本書ではそのほかにも「アメノウズメの淫らな踊り」でも言及されています。
観劇前に、このようなテキストを見ることで舞台を見る解像度は、確実に上がることが予想できます。それゆえに書く内容にも深みを与えることになることでしょう。
今回も静岡県立大学特任講師として英語を教える小田透氏に案内役となって頂き、参加者の対話によって精読を深めていきたいと思います。とは言え、専門的な言葉を控えながら誰もが参加して楽しめる内容になるように努めてまいります。気軽にご参加ください。
※ 本をお持ちでなくても参加可能です。
※ 事前に読んでくることで内容をより深く理解できると思います。
[ 講師プロフィール ]
小田透(おだとおる)
静岡県立大学特任講師。比較文学、批判理論専攻。SPAC劇評コンクール受賞多数。
近著:翻訳『相互扶助論: 進化の一要因 』ピーター・クロポトキン
[ 関連サイト ]
SPAC-静岡県舞台芸術センター『イナバとナバホの白兎』