第2回「パフォーマンス」と「社会」を考える(ゆるい)勉強会
[ 重要 ] 8/15 19:30 更新
台風7号による影響を鑑みて、オンライン開催に変更いたします。
お申し込み頂いた方にはオンラインURLをお送りいたします。
Class of Studies for Performance and Society
第2回「パフォーマンス」と「社会」を考える(ゆるい)勉強会
日時:2024年8月16日(金) 19:00 – 21:00
場所:リサイクルブティック・スノードール
(静岡鉄道県立美術館前駅徒歩2分)
オンラインに変更
料金:1,000円(コピー代、ドリンク付) *学生500円
世話人:柚木康裕(ココモンズ)・望月久暉
※予約推奨(当日飛び込みもOK)
芸術/Artsを基点にテーマを掘り下げていく(ゆるい)勉強会の案内です。ゼミような対話重視の雰囲気で月一度のペースで1年くらいかけて、じっくり学び合う機会を設けます。ある程度学びが進んだところで識者をお招きして公開トークイベントを計画したり、最終的にはZINEなどを発行して成果発表を行いたいと考えています。
勉強会で取り上げるテーマは「パフォーマンス」です。芸術の文脈で「パフォーマンス」といえば20世紀中期のアメリカで起こったムーブメントを指します。舞台芸術と一般的に訳される「パフォーミング・アーツ」の「パフォーマンス」が、一般的にそのイメージを掴みやすいのかもしれません。ただ、今回はそのような芸術だけにとどまらず、「パフォーマンス」を広く捉えて探究します。
現代に生きる私たちは他者の視線を感じながら、自らの行動を決めていると思われます。そのときの他者とは特定の誰かではなく、「社会」ということになるでしょうか。だとすれば、私たちは生活という舞台で社会から振付を与えられていると言えなくもありません。それが興味の出発点です。前回の勉強会では、参加者から「再帰性」という概念を提示されて、みなで調べてみるとこの概念は「近代」を考える上でとても重要な概念だということを理解しました。またこの勉強会のタイトルでもある「社会」は、「再帰的近代」と呼ばれている社会だということに気付かされました。現代は再帰性が高まっている社会であり、私たちの「パフォーマンス」もその影響を強く受けていることが推測できます。次回の勉強会はこの「再帰性」を基点にゆるく侃諤していきたいと思います。
途中からの参加も可能ですので、ぜひ気軽にお声かけください。専門的な理論や概念を学ぶのではなく、あくまで実践を基準とすることで、誰でも学びに加われる内容を意識しています。私のふるまい、私たちのふるまい、社会のふるまいに興味や疑問がある方でしたら、きっと実りある時間となると思います。
※ これから参加される方にはこれまでの資料をお送りいたします。
使用テクスト
「パフォーマンスの美学」エリカ・フィッシャー=リヒテ(論創社)
「日常生活における自己呈示」アーヴィング・ゴフマン(ちくま学芸文庫)
「モダニティと自己アンデンティティ – 後期近代における自己と社会」アンソニー・ギデンズ(ちくま学芸文庫)
※使用テキストはお持ちでなくても大丈夫です。