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レビュー・劇評

レビュー / CCC版『わが星』

静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)の演劇創作プロジェクト『わが星』は公募で選ばれた13歳から22歳までの中高、大学生の9名と取り組み、9月3日(土)、4日(日)に各日1回ずつ上演された。6月から始まった稽古はコロナ感染症拡大や夏の酷暑もあり、困難であったが出演者の努力や関係者の献身的なサポートが実り実現に至った。両公演ともに満員のお客様が詰めかけて、良い雰囲気の中で彼女たちはお互いを助け合い持てる力を出し尽くし臆することなく堂々と演じた。その姿に終演後は多くの方から感動の言葉が投げかけられた。

来場者からのお褒めの言葉をたくさん頂きました。この舞台がおおくのことを伝えられていたのだと思います。ほんの一部ですが、アンケートの言葉を紹介いたします。

・せりふと動き、すばらしかったです。スケールの大きさ ダイナミックな演技 よかったです。皆さんのパワーに感謝 ありがとう。

・役者一人一人の演技に気持ちがこもっていて見てて楽しかったです。

・初めて「わが星」を観劇し、ユニークな表現がとても面白く感じました。みゆうちゃんのお父さん役はめちゃびっくりしました!お父さん感すごく出てました〜‼︎めいちゃんのはかなさが月ちゃんとマッチしてて不思議な感覚でした!♡ラップむずかしそうでした〜‼︎明日も頑張ってください!

・大きなスクリーンの映像と演目の相しょうがとてもよかった。若いエネルギーが気もちよくラップにのって光速でめぐっていました

・せりふと動き、すばらしかったです。スケールの大きさ ダイナミックな演技 よかったです。皆さんのパワーに感謝 ありがとう。

・ストーリーも演技も素晴らしかったです。普段演劇を観る機会はほとんど無かったですが、今後はもう少し観てみようと思いました。

・いい戯曲だなあとしみじみするとともに、皆さんのこれまでの過程や努力を思い、涙があふれました。今後、いろいろなことがあるかと思いますが、今回の公演でつちかったものを、皆様が存分に発揮できますことを祈ります。明日もケガなく!本当におつかれさまでした!ブラボー!

・扱うことすら難しいこの戯曲で、U22ということを利点として作品を作り上げ、かたちとしていたことに感動しました。照明は派手な変化はなかったものの、その場面に合ったしっとりとした変化が記憶に残っています。音響もオリジナリティを出すことがとても難しい中で、ここまでのものが作り上げられたこと、すごいと思います。舞台の組み方がとても興味深く感じました。参こうにさせていただきます。役者、ちーちゃん役、月ちゃん役、生徒の独白をやられていた方、素晴らしかったです。ありがとうございました。

・昨日、知人のこの夏子どもが流れてしまっていたという話を聞き、今朝知人の父が亡くなりました。舞台上の彼女らがこの夏かけてきた時間を思い、千秋楽の舞台上の時間も容赦なく終わりに向かっていくはかなさと向き合う90分間でした。みんな、生きていきましょう、いろいろ大変だけど。

・すばらしかったです‼︎僕は自分として青春をすごした経験はあるけどこんなすばらしい青春をすごせるなんて本当にうらやましいです‼︎ありがとう!!

・テンポよく、心地良く観させていただいていましたが、最後はジーンと、ホロリとし、とても感動しました。コロナ禍にあって、練習もままならない時もあったのではないかと思います。そのような中、これほどのクオリティの舞台を演じられたこと、心から深く敬意を表します。

・何か分かんないけどなんか泣きそうになりました。ありがとうございます。冷蔵庫がどんどんひどくなる様がおもしろくて毎回楽しみでした

・わが星、いい話ですねー!お父さん、いい声でした。月ちゃんも発声良かったです‼︎柴幸男さん作品またみたいです。Twitterチェックします!満席すごい‼︎

・みなさんお疲れさまでした。いろいろな要素がつまっていて見たことがない舞台でした。若い人たちが演劇に接する機会がふえること、静岡の演劇がさかんになることを願っています。

・若い俳優さんたちの無限の可能性を感じました。もっと観たい!応援したいと思います。たのしい時間をありがとうございました。

[ 上演データ ]
演劇創作プロジェクト『わが星』
日程:2022年9月3日(土)18:30、4日(日) 14:00 全2公演
会場:MIRAIEリアン コミュニティホール七間町
(静岡市葵区七間町12-4)
入場無料

出演:安部 颯希、池田 麻美、大石愛佳、久山 美音、小柳 明依、鈴木 綸花、平垣 心優、森崎 沙南英、山田 あかり(五十音順)

作:柴幸男(ままごと)
演出:佐藤剛史(伽藍博物堂)
ムーブメント指導:秋山実優(Dance Unit T!am)
照明・映像:竹澤朗
舞台美術:たけだこうじ ( Kalopsia )
宣伝美術:輝蕗
衣装スタイリング:satoko(スノードール)
制作:草野冴月
プロデューサー:柚木康裕(CCCコーディネーター)
主催:静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター

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